転職エージェントは必要?使わずに精神科へ転職した看護師の本音


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転職エージェントって、本当に必要なんだろうか。そう思っている看護師の方に読んでほしい記事です。

私はほぼ口コミだけで精神科に転職しました。結果はうまくいきました。でも今振り返ると、うまくいったのは運が良かっただけかもしれません。

この記事では、エージェントなしで転職して困ったこと・後悔したこと・それでも良かったと思うことを、現役精神科看護師が正直に書きます。転職を検討中の方が、後悔しない選択をするための判断材料として使ってください。

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私はエージェントを使わなかった

転職のきっかけは、准看護師学校時代の同期からの一言でした。

「うちの精神科、定時で帰れるよ」

それだけで、転職先の候補が決まりました。求人はハローワークのサイトで見つけ、自分で直接病院に電話し、見学と面接のアポイントメントを取りました。エージェントを使うという発想自体、当時の私にはありませんでした。

一応、準備はしました。県の看護協会が発行している病院紹介のパンフレットを読み、何年も更新されていない病院のホームページを眺め、看護rooやレバウェルの面接対策ページで質問例を確認しました。自分なりに準備した「つもり」でした。

でも今思えば、それは準備とは呼べないものでした。

「この病院が本当に自分に合っているのかどうなのか、わからないまま入職してしまった」——ギャンブル的な要素が多すぎた、というのが正直な感想です。

面接では大したことを聞かれなかった。でも聞けなかったことが山ほどあった

面接では、想定していた通りのことしか聞かれませんでした。志望動機、これまでの経験、夜勤への対応——特に驚くような質問はありませんでした。

問題は、こちらが聞けなかったことの多さでした。

夜勤は何人体制か。委員会活動はどれくらいあるか。研修は勤務扱いになるか。早出・遅出の手当はあるか——これらは全て、頭にありませんでした。聞くべきだったとは思います。でも「聞くべきこと」自体が、当時の私には見えていなかったのです。

入職後に気づいたこともあります。前の病院では早出・遅出に手当が出ていましたが、今の病院にはありません。ボーナスの査定に反映されているのかもしれませんが、入職後は聞きにくく、今も確認できていません。

精神科ならではの確認事項も、自分一人では思い浮かびませんでした。

隔離・拘束はどれくらいあるか。男性スタッフの比率はどのくらいか。暴力事例の頻度は。新人教育体制はどうなっているか——これらは精神科転職を考える上で重要な情報ですが、直接聞きにくい内容でもあります。エージェントに間に入ってもらえれば、もっと気楽に確認できたかもしれません。

給与交渉は、しんどかった

給与交渉は自分でやりました。

面接に給与明細と源泉徴収票を持参して、「これと同じ水準くらいの基本給でお願いしたいです」と伝えました。でも事務長と看護部長は渋い顔をして、「難しい」という返事でした。

その場の空気で、重ねて交渉することができませんでした。職務経歴書も用意していなかったので、自分のキャリアを十分にアピールできていなかったかもしれません。

今思えば、「やるだけやった」という感覚が持てなかったことが、一番の後悔です。エージェントに任せていれば、結果は同じだったとしても、「やれることは全部やった」と思えたはずです。後悔の質が、違ったと思います。

転職活動全体を通じても、急性期で疲弊しながら、家のことをしながら、全部一人でこなすのは正直しんどかった。面接の日程調整も自分で電話しました。看護部長が窓口でしたが、会議中で繋がらないこともあり、折り返しがあっても今度はこちらが仕事中で出られない。効率は決して良くありませんでした。

結果オーライだったと、あとから気づいた

転職後しばらくして、私の後に入職した男性看護師がすぐに退職しました。同じ病棟、同じ環境で、です。

離職率は、思っていたより高かった。

「運が悪ければ、自分も再転職を余儀なくされていたかもしれない」——そう気づいたのは、入職してしばらく経ってからのことです。

複数の病院を並べて比較することもしませんでした。給料・休日・離職率・教育体制を比べていれば、もっと納得のいく転職になっていたかもしれません。精神科以外に、自分の条件により合う職場があったかもしれません。

急性期経験と介護福祉士の資格を持っている自分が、市場でどう評価されるかも知りませんでした。「もっと条件の良い病院も狙えましたよ」と言われる可能性があったかもしれない——その後悔は、少しあります。

私の転職は、結果としてうまくいきました。でも今振り返ると、うまくいったのは運が良かっただけかもしれません。

それでも、エージェントなしで良かったと思うこと

一つだけ、ポジティブなことがあります。

全部自分で調べ、自分で動いたことで、「病院を見る目」が鍛えられました。ホームページの更新頻度、病棟見学での空気感、面接での担当者の言葉の選び方——自分で動いたからこそ気づけたことがあります。

ただ、これは唯一の副産物です笑。

エージェントを使うと何が変わるか

私が自分でやって苦労したことを、エージェントは代わりにやってくれます。

求人票に載っていない内部情報を教えてもらえる 夜勤体制・教育体制・離職率・職場の雰囲気など、ウェブサイトには載っていない情報を事前に確認できます。精神科であれば、隔離・拘束の頻度や暴力対応の実態なども、直接聞きにくいことをエージェント経由で確認できる場合があります。

複数の病院を並べて比較できる 一つの病院しか見ずに決めた私とは違い、条件・環境・雰囲気を比較した上で選べます。自分の市場価値も、客観的に教えてもらえます。

給与交渉・日程調整を代行してもらえる 自分では切り出しにくい条件交渉を、第三者として動いてもらえます。急性期で働きながらの転職活動では、日程調整一つとっても負担が大きい。その手間をまるごと任せられます。

費用は病院側が払う・利用者は無料 エージェントへの報酬は採用した病院側が支払います。転職希望者の負担は一切ありません。

ただし一点だけ。担当者との相性が合わないと感じたら、遠慮せず変更をお願いしてください。窓口に直接申し出れば対応してもらえます。自分に合った担当者と進める方が、納得のいく転職につながります。

おわりに

エージェントを使わなかった私が、今言えることは一つです。

転職は一発勝負です。面接でやり直しはきかない。入職後に聞きにくいことは、山ほどあります。

私は結果としてうまくいきました。でも次に転職する機会があれば、必ずエージェントを使います。

私が実際に精神科へ転職したプロセスの詳細——求人の探し方・面接・給与交渉——はこちらの記事に書いています。

精神科へ転職したプロセス全公開

転職するかどうかは、話を聞いてから決めればいいと思います。

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精神科転職に関する記事は、こちらのページに不安の種類別でまとめています。

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